マニュライフ生命保険、2025年度末のESR194.2%を公表 アニュアル・レポート追補版

マニュライフ生命保険は、「アニュアル・レポート 2026」の追補版として、2025年度決算における経済価値ベースのソルベンシー比率(ESR)を公表した。2026年3月31日現在のESRは194.2%である。
マニュライフ生命保険で読む →マニュライフ生命保険は2026年10月28日、2026年7月に発行した「アニュアル・レポート 2026」の追補版として、2025年度決算における経済価値ベースのソルベンシー比率(Economic Solvency Ratio:ESR)を公表した。2026年3月31日現在のESRは194.2%である。
ソルベンシー・マージン比率の計算基準は、令和7年金融庁告示第74号に基づき2025年度決算から見直されている。見直しでは、経済価値ベースの評価方法への変更、リスク計測の厳格化などが行われた。今回の開示にあわせ、マニュライフ生命保険は「アニュアル・レポート 2026」本編の「直近 5 事業年度における主要な業務の状況を示す指標」のうち、ソルベンシー・マージン比率に関する記載も更新した。
2025年度末(単体ベース)の主な数値は次のとおり。2024年度末の欄は「-」となっている。
- 適格資本の額(A):330,609百万円
- 所要資本の額(B):170,198百万円
- ソルベンシー・マージン比率((A)/(B)):194.2%
適格資本の額は、Tier1適格資本の額282,703百万円とTier2適格資本の額47,905百万円の合計である。所要資本の額は、税効果考慮前の所要資本の額219,333百万円から所要資本の税効果の額49,134百万円を差し引いたものである。所要資本を構成する主なリスクの額は次のとおり。
- 生命保険リスクの額:52,602百万円
- 巨大災害リスクの額:4,654百万円
- 市場リスクの額:99,589百万円
- 信用リスクの額:101,310百万円
- オペレーショナル・リスクの額:35,242百万円
- 分散効果の額:74,066百万円
各リスクの額は内訳の額を分散効果を考慮した所定の相関係数で統合して算出しているため、内訳の単純和とは一致しないとしている。
追補版ではこのほか、経済価値ベースのバランスシート、外国証券の種類別差異調整、保険負債の商品別差異調整、感応度分析、計算に用いた前提及び手法、算出及び検証に係る手続及び体制を開示している。
感応度分析では、当期末の194.2%に対し、米ドル金利50ベーシス・ポイント上昇で5.0%、米ドル金利50ベーシス・ポイント下降で△5.6%、株式・不動産10%下落で△2.7%、為替10%円高で8.1%の変化となっている。
計算の前提として、マニュライフ生命保険は負債の評価と所要資本の額の計算のいずれにおいてもマネジメント・アクションを考慮していない。所要資本の額の計算では、再保険による生命保険リスク、巨大災害リスク及び市場リスクの削減効果、共同保険式再保険の担保資産による信用リスクの削減効果、為替予約等による市場リスクの削減効果を認識している。負債の評価では、最低保証やオプションのコスト等の現在推計の一部についてプロポーショナリティ原則を適用し、親会社のIFRS連結決算に用いる金額を使うなどしており、計算結果への影響は軽微としている。
算出と検証の体制として、社内規程等で算出の責任部署を定め、業務部門から独立した検証責任者を選任している。検証責任者の権限・責任は取締役会の承認を得ており、取締役会等へ直接報告できる権限を含む。検証責任者は検証に関する報告書を作成し、取締役会が検証結果の報告を受けている。
割引率やバランスシートなどの詳細は元の発表で確認できる。
図表を含む詳しい内容は、元の発表(PDF)をご覧ください。
出典:マニュライフ生命保険「2025 年度決算におけるソルベンシー・マージン比率について」
本記事はマニュライフ生命保険の発表をもとに編集部が要約したものです。
本記事は公式発表の要点のみを紹介しています。全文・詳細は出典元をご確認ください。


